【カミングアウト】彼女の母親の反応-FTM彼氏の存在を知ったとき
ー彼女はその時初めて、母親に拒絶をされたと言っていた。ー
こんにちは、さねすけです。
今回は、彼女のカミングアウトについて書いてみようかと思います。
僕と彼女は、家族観が大分異なります。
僕は、この記事でも書いている通り、家族には自分のことを何も伝えていません。
(今年中には言うべきかなぁと一応思ってる。)
一方で彼女は、家族をとても大切にしている人です。
家族には何でも話せる、仲良しな関係・・・だったそうです。
そう、僕の話を除いて・・・。
大学2年生の頃だったか。僕が彼女の田舎がある県に遊びに行きたいと言い、ついでに彼女の実家に泊めてもらえるという話になりました。あくまで"友人"として。
しかし、日が進むにつれて、家族に対して隠し事なんてしたくないと考えた彼女は、母親に、僕の存在を"友人"ではなく、"恋人"だと、正直に打ち明けました。
「今度来る約束をしているさねすけって人と実は付き合っている。女性として生まれたけど、中身は男性の人なんだよ。」
彼女の母親はひどく驚いた様子で、こう答えたそうです。
「さねすけさんには悪いけど、うちの家には来ないで欲しい。」
そうして、僕が彼女の田舎に遊びに行く話はなくなりました。
彼女の母は、それからしばらくの間、彼女と口をきいてくれなくなったそうです。
生まれて初めて、あんなにも拒絶されたと彼女は悲しそうに言っていました。
その一方で僕はというと、怒るわけでもなく、悲しむわけでもなく、しょうがないことだと静かにそれを受け止めるだけでした...。
もうその時から6年は経過したでしょうか。
今でも彼女の母親は、僕の存在を認めていないでしょう。
彼女は実家に帰る度に、母親から、
「彼氏はできた??」
と聞かれるそうです。
僕の存在をまるで初めからなかったかのように扱ってくるようで、それがストレスだと漏らしていました。
初めの頃は、彼女が家族に受け入れてもらえないことを悩んでいること、それ自体が僕には理解できませんでした。他人なんだから、しょうがないよ、無視すればいいじゃん。認められるとか認められないとかどうだっていいことだよ。
それに対して彼女は、自分が大切に想っている人から認められることはとても大事だよ、さねすけには分からないかもしれないけど、少なくとも自分は大事にしていると言いました。
僕と彼女は価値観も趣味も好きな食べ物も、違っているなぁと常々思います。
でも、逆に全く合わないからこそ、自分には無いものを持っているからこそ、楽しく過ごせているんだろうなぁと思います。
というわけで、、、、、、
彼女は自分の家族との関わりを大切にする人間なので、僕もそれについては尊重しようと思っています。(※自分の家族のことはさておき…)
まだ先の話にはなってしまいますが、時機が来たら、彼女のお母さまともしっかりお話をして、良い方向に納得してもらえたらなぁと思います。
その時は娘さんをください‼︎なんて熱弁振るわないといけないんだろうか。まぁ…僕なら余裕でしょう(*´-`)笑
ではでは。以上、FTM彼女のカミングアウトについてでした。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。