先っぽ
ー先っぽだけでいいから!って絶対先っぽだけじゃ済まないよね。これは彼女と1年半ぶりに会った時の話である。ー
土曜日の昼下がり、興奮した様子で彼女はこう言った。
彼女: 「お願い・・・!お願いだからやらせてほしい!」
さね: 「・・・嫌だってば。」
彼女: 「大丈夫、痛くないようにするから。先っぽだけでもいいから...ね?お願い!」
さね: 「だから嫌だってば!痛いのいやだ!先っぽだけとか嘘じゃん!絶対奥までやるやつじゃんそれ!」
彼女: 「お願い。。ほんとにちょっとだけでいいの...本当に....お願いだからやらせて。」
さね: 「・・・興奮しすぎ。嫌だってば!」
この後も攻防は続きました。
先っぽだけでもいいから入れさせろという彼女。
入れさせまいとするFTMの僕。
あの日の彼女は本当にしつこかった。
先っぽだけ、先っぽだけと喚いて。何かに乗り移られていたのかもしれません。
1年半ぶりの再会で、どうしても"やりたい"という欲が抑えられないようでした。
でも、僕はやっぱり入れられるのは嫌だった・・・。
しかし結局、攻防虚しく、僕はこの日、許してしまいました・・・。
しかも悔しいことに、されている時は気持ちよくなってしまいました・・・。
あんなに嫌だと拒んでいたのに、いざされると気持ち良くなってしまうなんて・・・。
皆さんは、彼女からされたことありますか?
耳掃除。
ええ。耳掃除。耳かきですよ。卑猥なことじゃないですから。
彼女は、耳掃除が大好きなんですよね。それはそれはもう。
SEXよりもよっぽど興奮してるんじゃないかと思うくらいなものです。
久々に会う時は事前に、「しばらくの間は耳掃除しないで!しちゃダメ!」と言ってくるくらい、耳掃除LOVEの女性です。
その一方で、僕は耳掃除はできるだけされたくない派です・・・。
怖いんですよね。
耳掃除ってやり過ぎも禁物だというし、奥まで入れ過ぎられやしないかと、ヒヤヒヤしてしまいます。実際、されてる間は気持ちいい半分、恐怖半分です。
"愛しの彼女"からの耳かき・・・というより、"興奮状態の人間"にされる耳かき。
常に、入れられすぎないよう警戒しています( ˙-˙ )
先っぽだけは、嘘です。嘘でした。
まぁこれも一種の戯れです。いつも楽しくふざけております。
ではでは〜。