結婚や子供についての本音※現時点での
-生まれた時からないのが当たり前なんだもんな-
そこそこ前に書いていた記事なのですが、記事をupするのに少しためらいがあり、今まで下書きのままに留めていました。
現在、絶賛未治療ftm生活中なので、結婚とか子供とかはまだ先の話にはなるのですが、まぁ現状を書き出しておこうかなという所存です。未治療と治療中、治療後って、きっと物の見え方が変わってくるだろうという予感があるので、少なくとも今の状態をこうやって書き出しておくのも悪くはないのかな、という気持ちです。
さて、ブログでは結婚したいし、子供も持ちたいとは書いています。
けれども、正直なところ、僕自身がそれを本気で芯から望んでいるかと聞かれたら、答えるのに窮してしまいます。今は一つの目標として考えているので、それなりに楽しみにしているところはありますが、時々ふと思うことがあります。
彼女が結婚したい、子供がほしいと言わなかったら、僕は結婚や子供を持つことを自発的に考えただろうか・・・。
...みなさんは、どうですか?
僕は…
Noです。
僕が僕の意思で自発的に結婚や子供をほしいと思うことは、おそらくないでしょう。
だって、精子を作れる体に生まれてないから。
本当にその一言に尽きる。僕はありのまま=自然であること、という思想が根底にこびりついている人間です。(※最近それを自覚した)
だからFTMで、子供が欲しい!とおっしゃる方をみると、どういう気持ちでそれを言っているんだろうと、一人でに不思議に思っている節があります。。
まれに卵子を凍結保存してる方とか見かけるのですが、もう全然気持ちがワカラナイ。けれども、生き物としての本能でいえば、自分より遥かに優れてるんだろうなと感じます。
僕が将来的に子供を持つ未来も検討しているのは、彼女という大事な存在がいて、そして、FTMでも結婚や子供を持つことが選択可能な今の時代だからこそ、自分が望むのもまぁ悪くないのかなぁ...と思っているからなんですよね。
正直に言えば、絶対に結婚したいんだ!!!!とか子供欲しいんだ!!!!!!!!
と熱い気持ちにはなれない。。
確かに10年くらい前は、自分が妻子持ちのお父さんに自分がなれないことに対して、とても悲しい気持ちになっていたことは覚えているのですが、"ない"人生を仕方なく受け入れて進んできたから、今更結婚とか子供とか自分が望んでいいんだと言ってもらえても、なんと言いますか、戸惑う気持ちは少なからずあるんですよね。
まぁそれで言うならば戸籍変更のための手術だって、似たようなものなんですけれども。。(僕がなぜ手術をしようと考えたのかは、また改めて文章を綴りたいと思います。)
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と、こんなことを1ヶ月ほど前に書いていました。
現時点で思うこと(2021年9月)
今はカウンセリングの煩わしさから解放され、戸籍訂正への道が以前よりも明確になったことで、結婚や妊活について俄然前向きになりました。
おそらく今後も治療が進んだり、LGBT周縁の知識を身につけていくことで、自分の価値観や倫理観は更新されていくのではないかと思っています。
治療ステージや知識の不足によって、同じFTMでも意見・考え方は大きく変わると思いますが、人は人、自分は自分ですから。自分の今持っている価値観を大事にし、考えが足りない部分については、都度アップデートしていけるよう、柔軟に生きていきたい所存です。
オマケ
彼女は、「さねすけに似た子供がほしいなぁ。きっとかわいいんだろうなぁ。」
と言います。
これだけは絶対、拒否!!!!!!!!!!!!!