28歳ftm、ようやく治療をはじめました

93年生まれのftmが2021年から戸籍訂正するまでの記録。 戸籍訂正が終わったら、交際歴8年の彼女と結婚したいと考えています。

Happy Birthday

今日はかのじょの誕生日。

普段は午前中を全て睡眠に充てているはずの彼女から、珍しく昼前に電話がかかってきた。驚きながらも僕はすぐに電話に出た。

 

「おはようー。今日は起きるの早いんだね。誕生日、おめでとう。」

「そうだよ、26歳なの。」

「ああ、そうだ。昨日はごめんね。本当はさ、昨日は0時まで起きて、日付が変わった瞬間にお祝いをしたかったんだけど、やっぱり眠くて寝ちゃってた」

「ふーん、いつものことでしょ。笑」

 

彼女が18歳、僕が20歳の時に彼女とは出会った。

「8月7日で、"はなちゃん"だよ」

昔そうやって誕生日の日を教えてくれたことを毎年、思い出す。

 

時が経つのはあっというまだ。

「学生時代の1年は、社会人の4年分に相当すると思うよ。」

なんてことを学生時代、耳にしたことがあったけれども、まさしくその通りだなと、痛感する。社会人になってから、遠距離での生活をしだして、もう数年経っているわけだけれども、あっという間に交際年数が加算されていて、いつの間にかもう8年。

数字にしてみると長いような気もするけれども、実感はあまりない。

 

交際年数は長いものの、まだまだ彼女の好みを僕は把握しきれていない。

「これ似合うと思って、買ってみたんだ」

本当はそんな風に気を利かせて、彼女にお似合いのプレゼントをあげてみたいのだけれども、今のところ僕にそう言ったチョイス能力はないようだ。

「さねすけって....プレゼントセンスが絶妙に乏しいよね。うちのお父さんみたい。笑」

これが現在の僕の評価である。

いかん、いかん。誠に遺憾。ちなみに、うちの父親もプレゼントセンスが欠けているタイプなんだよな。うん、これはそうだな......ひとまずは遺伝のせいにしておこう。

 

交際歴ばかりが積み上がって、まだまだ彼女のことが把握しきれていない。

何をプレゼントしたら、喜んでくれるのか。まぁ、何をプレゼントしても喜んでくれるんだろうけども。いつまでも気持ちだけでゴリ押しするのも、変わりばえがない。

 

 「これ似合うと思って、買ってみたんだ」

その台詞が格好よくキマるよう、もっとこれから時間をかけて、彼女のことを知っていけたらと思う。

 

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紙吹雪は縦横比を1:3にして散らすべし

 

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