【治療記録ver.2.2】自分史について
どうも、こんばんはー。さねすけです。
今回は、FTMの自分史の書き方について、感じたことを書いてみます。
自分史。
FTMとして生活をしている方はもう通った道だと思います。
自分史というのは、とても簡単にいえば、診断書をもらうために必要なものです。
自分の今までの性別違和を他人に説明できるようなエピソードを文章としてまとめることで、今後の診断書作成の際に役立てられるようにするためのものらしいです。
書く内容を大まかに言うなれば、
・家庭環境
・既往歴
・生活歴
・職歴
・性歴
ざっとこんなところです。それらをワード5ページ程度でまとめてくださいというもの。
自分の場合は、1回目のカウンセリングの際に、病院の先生から次回のカウンセリングまでになるべく早く自分史を書き上げるようにということで、A4サイズの書き方メモ紙を頂戴し、それらを参考につらつらと自分のことを書いていきました。無論、この自分史で求められるのは、自分のGIDに関連する事柄です。
自分の場合、FTMで辛くて辛くて仕方がないというような時期はもうとうの昔に過ぎていたので(一番メンタル末期だったのは8年前.20歳前後)、GID関連のエピソードなんてそんなに書くことないような気がしていたのですが、いざ書き始めると、いろんな記憶が蘇り、頁数がなんと9ページに・・・。削ったり、文章構成考えたものの、それでもそのくらいの文章量になってしまいました。
ちなみに通っているクリニックの先生からは、「9ページも書いたの?!時間かかるだろうに、、そんなに書かなくてもいいのに・・・」
と言われました。文章量、多くなってしまって申し訳ないですね・・・。
自分史を書いたメリット、デメリットについても述べておこうと思います。
まずメリット。
・自分自身の性別違和を振り返ることができる。
・意識的に言語化を行うことで、自分の思考を整理することができる
そしてデメリット。
・そこそこしんどい
・書くのにある程度時間がかかる
です。正直、今の自分のメンタリティでさえ、自分史を書く時には、辛くなってしまうものなんだなーと思いました。
自分にとっては、性別違和で死にたい・辛いという時期はもう昔の話で、今はかなり精神的に安定しているので、自分史を書いたところで、辛いという感情とは無縁のタイプだと思っていましたが、実際にはそんなこともなかったです。
別に今更、昔を思い出してどうこういう気持ちはないつもりだったのですが、まぁ実際に記憶の湖から釣り上げてみたら、じゃぶじゃぶと色んな欠片が釣れてしまっていて。自分ではもう何ともない気持ちでいたって、涙というのはふと出てしまうものなんだなと、久々にそういう感覚を思い出しました。
何はともあれ、自分史は書いてよかったです。めんどくさいし、時間もある程度かかりましたが、自分を冷静に見つめ直す良いきっかけになりました。
ではでは、紳士淑女のみなさん。おやすみなさいー