【治療記録ver.1.0】はじめてのカウンセリング
こんにちは、さねすけです。
今回は第一回目の治療記録について綴っていきます!
2021年6月12日。
この日、僕は戸籍変更をすべく、病院を訪れました。治療スタート記念日となります。
28歳にしてやっと治療をスタートさせた自分にエールを送りたいと思います。誰も祝っちゃくれないんだから、せめて自分で自分を鼓舞しようと思います。
さてさて、来年の6月12日には自分はどうなっているのかしら。未来を悲観しないよう、今を踏みしめながら生きていたい所存です。
前置きが長くなってしまいましたが、第一回目のカウンセリングについて、
必要なものや治療内容、その他心境について綴ろうと思います。
1.初回カウンセリングに必要なもの
・病院の予約
・保険証
まず第一回目のカウンセリングを受けるにあたって必要なものについて。
当たり前かもしれませんが、まず病院の予約が必要です!
「ftm 病院」 なんてキーワード検索をすると、「診断書はうちじゃ出せないけど、ホルモン注射はやっています」という病院も一緒に列挙されるので、診断書を出してくれる病院を探すことが大前提です。自分の場合は東京に住んでいるのですが、診断書出してくれる病院って、東京と言えど、思いの外少ないものだなあと感じました。
2. 診断内容
・メンタルチェックのテスト
・先生との一対一のカウンセリング
・次回の治療の説明
初診ということで、問診票や今後の治療にあたっての注意事項、同意書に記入し、
その後は、GHQ60というメンタルチェックのテストを受けました。
メンタルチェックといってもそんな大層なものではなく、各質問に対して、5段階評価でチェックをつけていくような方式でした(ちょっとうろ覚えです)
それらの書類を記入し、待合室で待つこと20分。。名前を呼ばれて、いざ先生とのカウンセリングがスタート。カウンセリングは30分程だったと思います。
部屋に入ってから、先生にいの一番に聞かれたことは、「君はどこまでやりたいの?」ということでした。まず、患者が何を希望しているのかの把握がしたかったようです。
自分は「戸籍変更までです」と伝えました。
その後は、一問一答形式で、先生からの質問に私が答え、また先生が別の質問をする、という流れでした。
質問内容としては、
「いつ頃から違和感があったのか」
「ガイドラインは読んだか」
「カミングアウトは家族、友人、会社などにしているか」
「出身はどこか」
「家族とは仲が良いか」
「大学はどこか」
「彼女はいるのか」
「その彼女とは結婚はしたいか」
第一回目のカウンセリングということで、ざっとその人物像をはかるような質問項目が多いように感じました。
その後は、今後のカウンセリングを通うペースをどうするかと言うことや、次回のカウンセリングの説明を受けました。次回は、染色体検査が行われるとのことでした。
その他次回までに「自分史」を書きあげてきてくださいと言うことで、書き方のアドバイスが書かれた紙を1枚いただきました。
「自分史」と言うのは、自分の過去を振り返って、word換算で5-6枚程度の文章にしてまとめる作業のことで、これがあることによって、今後各診断書の作成に役立つと言うブツです。
1回目のカウンセリング内容としては、以上です。
3. 心境
普段は病院で問診票などに記入をする際、性別の項目に「女性」とチェックをつけざるを得ないことや、「妊娠の可能性はありますか」という質問に、なんだかなぁと、常に自分を偽っているような気持ちになっていたものですが、今回はGIDの治療のための病院ということもあり、自分のことを変に偽る必要がない点はとても気持ち的に楽に感じました。自分のアイデンディティの根っこの部分について、多くを語らずに相手に理解してもらえることって、本当に気持ちの面で楽だなぁと。
ただカウンセリングでは、気になることが一点。
先生が手術をするなら、国外だね、とおっしゃられていたこと。
初めに聞いた時、よく声が聞き取れずにスルーしてしまったのですが、この先生の話ぶり的に、国内手術の選択肢がないように見受けられたので、その点がちょっと気になる部分でした。
自分は国内での手術の方を希望しているので、今後のカウンセリングで、お話していければと感じました。
4. 診断にかかった費用
2320円
でした。
では、第一回治療記録は、これにて終了です。
次回は、染色体検査と自分史について書く予定です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。